【業務用】北摂エリア自動車販売店様 パナソニックGHP（ガスヒーポン）　「A23」リモコン表示　修理対応事例

施工事例

大阪ガス保守契約を締結されている北摂エリア自動車販売ディーラーでガスヒートポンプエアコン（GHP）のエラー「A23」が発生、スカイリモートにて遠隔監視している大阪ガスコンタクトセンターよりエラー発報の連絡が入り出動しました。
エラーコード　A23（クランク角センサ異常）は室外機起動時（クランキング時）にスタータモータを作動させる為の電流は検出できているものの、エンジンが回転している信号が検出できない場合に発生する異常になります。
ガスヒートポンプエアコン（GHP）の室外機にはガスエンジンが搭載されておりガスエンジンを起動させる為に必要な部品です。
自動車のエンジン起動にも同様のスタータモータが使用されています。
GHPエアコンの場合、リモコンのスイッチはつけっぱなしでも室内負荷に応じてエンジンは運転・停止（発停）を繰り返しています。
その運転の際に必ず動き出すのがスタータモータです。
エンジンの運転・停止の回数が多いほどスタータの発停回数が多くなり劣化しやすくなります。
A23（クランク角センサー異常）エラーの検出条件から、エンジン回転数を検出しているセンサーの異常が考えられますが、スタータモータ本体の動作不良などの不具合でも同様のエラーが発生することがあります。

不具合の故障診断は基本的にメーカーの故障診断マニュアルに沿って進めていきます。
その結果、各制御部品やエンジン・コンプレッサーには異常が無い事が確認でき、スタータモータ本体の劣化による動作不良と判断いたしました。
診断の際、機器内部データの記録でスタータモータの発停回数を確認すると7万回以上稼働している事がわかりました。
故障対応の際は出動時に想定される部品を倉庫より持ち出して可能な限り当日復旧を目指しております。
今回の件ではスタータモータは車載しておりましたが、運転時間が保守契約の時間を超過しているため部品代のみ有償となるので本部へお見積を提出後、交換対応となりました。

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