【業務用】大阪府吹田市某宿泊施設様 パナソニックGHP(ガスヒーポン) 「P10」リモコン表示(ドレン異常) 修理対応事例

業務用空調 修理
Construction

施工事例

大阪ガス製パナソニックガスヒートポンプエアコンをご使用のお客様より「前日の夜に1室にてエラーP10が発生し、その後復旧したが点検をして欲しい」とご連絡があり訪問いたしました。
パナソニック製ガスヒートポンプエアコンのエラー【P10】は室内機フロートスイッチ作動と呼ばれる異常で特に冷房使用時に発生する事が多い故障となります。ご入電があったのは10月ではありましたが近年は秋口においても暑い日が多くこちらのお客様におかれましても冷房をご使用の状態でした。

先ず初めに室内機フロートスイッチ作動というエラーはどういった内容か簡単に説明いたします。
ご家庭に設置されているルームエアコンを含め冷房使用時のエアコン(室内機)内部では室内の温かい空気を機器内に取り込み、熱交換する事で冷気に変換し機外に送風されます。
空気中には水分も含まれておりますので冷媒の作用で急激に冷やされた空気の他にドレン水と呼ばれる結露が副産物として発生します。
このドレン水は放っておくとどんどん機内に溜まっていってしまう為排水ホースやドレンポンプと呼ばれる小型ポンプで排水する必要があります。
今回のP10エラーはこのドレン水が何らかの影響で排水不良に陥りドレン水の水位を監視しているフロートスイッチ(センサー)が作動したことで発生する異常となります。
冷房は停止してしまいますがエアコンからの漏水を防止しお客様の大切な所有物をお守りするという大切な役割をもつ異常でもあります。
早速機器の点検を実施致しましたがお客様の仰る通り機器は復旧し通常の運転を継続しておりました。
P10エラーでは室内機内部でのドレン水の滞留状態を確認する必要がありますのでドレンコックと呼ばれる箇所からドレン水の状態を点検した所、滞留したドレン水の他にスライム上の物質を確認いたしました。写真1枚目にあるこのスライム、実は空気中の微細なゴミやホコリが変化したものとなります。
エアコンでは空気中のゴミがエアコン内部に入らないようにフィルターが取り付けられておりますが機器を長時間使用するとフィルターで取り切れない微細なゴミがエアコン内部に堆積してしまいます。
このゴミやホコリが水分と反応して生まれるものが写真にあるスライムなのです。
このスライムは匂いの原因になるだけでは無く、排水経路を詰まらしてしまう事で今回のケースのようなエラーの発生に繋がってしまうのです。
残念ながら大阪ガス保守契約では室内機の汚れによる故障はメンテナンス契約の対象外となってしまいます。
幸いこちらのお客様におかれましては洗浄業者様をご存知でしたのでエアコン分解洗浄をして頂けるという事でご理解をいただきました。

パナソニックGHPのエラーコード一覧はこちら

施工内容

大阪ガス製パナソニックGHP 室内機エラーP10調査

施工時間

30分

エラーコード

P10
室内機フロートスイッチ作動(ドレン異常)

施工の様子

  • 室内機状態

    室内機状態

    ドレンコックよりスライムの確認

  • 室内機ドレン水

    室内機ドレン水

    室内機から抜き取ったドレン水とスライム

  •  室内機状態

    室内機状態

    室内機内部の汚れ状態

お客様からのコメント

エアコンの中ってこんなのがいるんですね。
機器の状態を詳しく教えて頂けたんで良く理解できました。

担当者からのコメント

弊社においても室内機洗浄の実績は多数ございます。
他の事例でもアップさせて頂いておりますので是非ご参照ください!
室内機洗浄は冬期が断然お得です!
GHPエアコンの事でお困りのお客様!株式会社ミヨシテックへご一報ください!

関連する施工事例