【業務用】箕面市某小学校様 GHP(ガスヒーポン)室内機膨張弁コイル交換作業

業務用空調 修理
Construction

施工事例

施設管理会社様より「特別教室のリモコンにエラーが出ているので対応お願いします」との連絡を頂き現地訪問しました。
室外機にてコンプレッサの不具合が原因となるエラー検出の為、部品手配の上再度伺う旨をお客様へ説明させていただき、後日コンプレッサ他不良部品交換後の冷房運転データ確認時に室内機9台中1台のみ冷房不良有りの為室内機を調査したところ、冷媒の流量を調整している「膨張弁」といわれる部品に開度調整の指示を送っている「膨張弁コイル」の不具合を発見しました。
後日膨張弁コイル交換にて冷房運転確認実施、異常無しの為完了となりました。

この「膨張弁コイル」といわれる部品が不具合を起こすと冷房不良の他に様々なエラーの原因となります。
「膨張弁を開ける」指示が正常に出ない場合今回のように冷媒が室内機に流れず冷房不良に繋がります。
「膨張弁を閉める」指示が正常に出ない場合は機器停止時に同一系統の室内機が運転状態の際、停止状態の室内機に常時冷媒が流入し結露を引き起こします。
それにより結露水を貯めているドレンパンが満水となり水漏れやドレン異常に繋がります。
又、停止状態の室内機はファンが回っていない為、低温の冷媒が熱交換せずに室外機側へ低温状態のまま戻りコンプレッサにダメージを与え重故障に繋がる事もあり、室内機の不具合が室外機側へ影響を与えるケースもございます。

施工内容

大阪ガス製ヤンマーGHP室内機膨張弁コイル交換

施工時間

1時間

型式

YZHP71MA

運転時間

5,120時間

エラーコード

なし

施工の様子

  • 旧膨張弁コイル取り外し前

    旧膨張弁コイル取り外し前

    写真左側の頭が黒い部品が膨張弁コイルとなります。

  • 旧膨張弁コイル取り外し後

    旧膨張弁コイル取り外し後

    写真中央の部品が膨張弁本体です。

  • 新旧膨張弁コイル

    新旧膨張弁コイル

    写真左側の膨張弁コイルが新品部品となります。

  • 新品膨張弁コイル取り付け

    新品膨張弁コイル取り付け

    新品コイル取り付けにて完了。

お客様からのコメント

プールが始まって時間割が変更になっていた事をお伝えし忘れて申し訳ありませんでした。
(室内作業途中で特別教室が授業で使用により作業中断。一時退出し授業終了後に作業再開の経緯有り)
今年は梅雨も短く既に気温が高いので、早急な修理対応ありがとうございました。

担当者からのコメント

室内機フィルターの目詰まりは今回のケースと同様に熱交換不良を引き起こしコンプレッサにダメージを与えます。
本来冷房時のフロンガスは室内で蒸発する事により気化しガス化してコンプレッサに戻る仕組みとなっていますが、フィルターの詰まりや膨張弁の故障により熱交換不良、蒸発不良となるとフロンガスが液化状態でコンプレッサへ戻り「液圧縮」となりコンプレッサに多大なダメージを与え重故障に陥ります。
例えば…浮き輪の空気を抜く際は手や体を使って圧縮して中の空気を抜きますよね。
その浮き輪の中の空気が全て水だった場合、空気を抜くよりも力が必要となり人間でも疲れます。
その疲労の蓄積が機器の場合でも故障に繋がる為、フィルターの定期清掃は必須です!!