GHPエアコン定期点検作業で訪問し、作業時にエンジン上部あたりより冷却水漏れを確認しました。
エンジンの上部のボルトが1本折損していました。
このボルトはエンジンの吸排気口の通路や潤滑油、冷却水通路の部品同士を押さえる大切な役割をしています。
これにより吸排気が逃げてエンジン出力が出なくなったり潤滑油や冷却水が漏れ出てしまいます。
また、このエンジンには18本のボルトで固定されています。
そのうちの1本でも欠けてしまうと、周辺のボルトも折損してしまう可能性があります。
エンジンにはたくさんの部品を使用しておりその一つ一つが重要な役割をしています。
この室外機は稼働時間・経過年数が多く、ヘッドの歪み・使用ガスケットの劣化などで冷却水侵入などの温度差によりボルトが折損した可能性が考えられます。
当室外機はボルトやガスケット、シリンダーヘッド一式を新しいものと交換し作業完工いたしました。
気候が穏やかであったため、悪化し異常停止する前に見積りから施工までを実施することができました。
施工内容 | 大阪ガス製ヤンマーGHP エアコンシリンダーヘッドボルト折損、一式交換作業 |
---|---|
施工時間 | 6時間 |
型式 | YNZP840F1N |
運転時間 | 97,718時間 |
エラーコード | なし |
ボルト(旧)
折損ボルト
ボルト(新)
新品ボルト
冷却水漏れ
折損部分より漏れ発生
真夏に機器が停止しなくて本当に良かったです。
パネルの中で水漏れが止まっていたので、外観をチェックしただけでは異常はわからなったです。
工事が暑くなるまでに完了できて助かりました。
稼働時間や経過年数が増えてくると故障のリスクが増えてきます。
早期発見により故障の範囲を小さくしたり、修正にて継続使用可能な場合もございます。
エアコンをご使用の際に何か違和感などを感じられましたら
ミヨシテックまでご連絡をお願いいたします。