GHP(ガスヒートポンプエアコン)は都市ガスを燃料としたエンジンの動力によりコンプレッサーを駆動し冷暖房している空調機器となります。
その為、GHPは車の車検と同様に定期的なメンテナンスが必要になります。
GHPには前述の通りガスエンジンが搭載されておりますが、エンジンには焼き付き防止の為のエンジンオイルや異常高温(オーバーヒート)防止の為の冷却水が封入されています。
GHPではメンテナンスをする事を前提していますので、メーカーによっては点検の効率化を考慮され室外機外板を開ける事無く冷却水の量が一目で分かる機器等もあります。
パナソニックGHPをご使用のお客様において、異なった機器での定期点検作業時に不良個所を発見し修理した事例をご紹介いたします。
通常GHPにはエンジンに封入されている冷却水が自然蒸発や微量の漏れによるエラー停止の防止を目的にサブタンクが設けられています。
タンクには基準量を満たすFULLラインと下限のLOWラインが明示されているのですが、点検作業中に下限のLOWライン上に冷却水の水面がある機器を発見致しました。
機器を急いで点検したところ冷却水系の部品であるモーターバルブから冷却水漏れが発生しているのが発覚しました。
(モーターバルブは冷却水温度を適温に保つための部品です)
このモーターバルブからの冷却水の漏洩を放置してしまうと冷却水量が低下するためパナソニックGHPではエラー「A21」(冷却水レベル異常)や「A20」(冷却水温度異常)が発生してしまいます。
室外機自体が停止してしまいますので冷房や暖房がご使用できなくなってしまうのです。
こちらのお客様におきましては大阪ガス保守契約を締結して頂いており、またサービスカーにも修理部品を車載していた事で即日交換をする事ができました。
施工内容 | 大阪ガス製パナソニックGHP 室外機冷却水モーターバルブ交換作業 |
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施工時間 | 30分 |
型式 | U-GWZ710S1DR |
運転時間 | 17,993時間 |
エラーコード | なし |
施工前
施工後
新旧比較
左:旧 右:新
エラー発生を事前に防ぐ事が出来ましたので、お客様より「違う機械の点検だったのに、気づいて直してくれてありがとう」という大変嬉しいお言葉を頂けました。
株式会社ミヨシテックのサービスマンは細かな点検での修理対応実績が多数あります!
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