2020年11月14日14:00頃に大阪ガスエネルギーコンタクトセンターより弊社へ修理対応の依頼が来ました。
当日の15:00頃、サービスマンが訪問し機器点検を行いました。
エラー"J4"(アキューム出口温度センサー断線1)を発報しているのを確認。
機器を点検した結果、センサーに問題はなくセンサーが温度を検出している冷媒配管の内部が閉塞を起こした事によりエラーが発生していました。
センサーが温度を検出している配管の中には金属のメッシュフィルターが内蔵されており
冷媒配管内部に循環するゴミや水分を除去する役割があります。
ですが、ゴミや水分がメッシュフィルターに蓄積されてくると冷媒ガスの循環不良が発生し
閉塞したフィルターの下流側から凍結が始まり実測温度は-20度まで下がっていました。
機器点検の結果、閉塞した冷媒配管・ストレーナー・コンプレッサー・フィルタードライヤー・冷凍機油の交換を行う事にしました。
2020年11月18日 9:30頃より部品交換を実施。
14:30頃部品交換後、機器運転確認実施。冷媒圧力・温度共に正常で前回の問題であった
センサー温度も実測値20度センサー値20度と誤差が無くなり正常となりました。
部品交換後、機器の運転確認を実施。
お客様説明にて作業完了としました。
アイシンGHPのエラーコード一覧はこちら
型式 | AHWGP560E2ND |
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施工時間 | 約5時間 |
運転時間 | 11,232時間 |
エラーコード | J4 (アキューム出口温度センサー断線1) |
ストレーナー交換前
ストレーナー交換後
フィルタードライヤー交換前
フィルタードライヤー交換後
GHPには配管の温度を測るセンサーが複数あります。
冷媒温度や冷却水温度や外気温度など様々なセンサーが付いております。
センサーの故障を未然に防ぐためにも定期点検を推奨しております。