12月11日(金)法令フロン定期点検にて訪問。
運転データを間接法にて確認。
冷凍機油のにじみの確認のためにエンジンルームのパネルを開放したところ、冷却水がエンジンルームの底面に溜まっていました。
フロン点検の後に冷却水漏れの点検を実施した結果、冷却水ポンプのケーシング部よりポタポタと冷却水が漏れているのが確認できました。
設備担当者へ現状を見ていただき、冷却水ポンプ交換の必要性を説明させていただきました。
応急的に冷却水を補充して週明けに部品交換の予定と交換に必要な停止時間をご説明の上引き上げました。
12月14日(月)冷却水ポンプ交換のためにご訪問。
冷却水ポンプから冷却水ホースを外すときに冷却水が室外機の外へこぼれないように養生をして取り外し。
冷却水ポンプの交換作業を実施。冷却水を補充し運転確認。
冷却水漏れも無くなり、冷却水温度も安定しているのを確認できたため作業完了。
型式 | SGP-H560K1GZR |
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施工時間 | 約1時間 |
運転時間 | 21,354時間 |
エラーコード | 冷却水ポンプより冷却水漏れ |
交換前
交換後
冷却水ポンプ 左:新 右:旧
冷却水ポンプのケーシングからの漏れは稼働時間や経年劣化により発生しうる症状です。
今回は別件の作業中に発見できたためエラー停止には至りませんでしたが、冷却水が漏れることにより冷却水リザーブタンクの水量が低下したり、システム内の循環量が減少すると冷却水レベル異常や冷却水温度異常が発生して空調が停止してしまいます。
GHPは水冷エンジンで圧縮機を駆動しているため冷却水が必須です。
定期的に冷却水漏れや水量を点検できる保守契約やスポット点検を推奨しています。