弊社ホームページをご覧になられた京都市内の某大学で設備担当をされているメンテナンス会社様よりご依頼を頂きました。
大学施設でご使用されているGHP(ガスヒートポンプエアコン)でエラーコード「F0」がでているとの内容でした。
大阪ガス様や弊社との契約は無い為、訪問の段階から費用が発生する旨をご説明、ご了承頂き出張診断作業を開始。
GHPは自動車と同様のエンジンを搭載しそれを原動力に圧縮機を動かす仕組みのエアコンです。
その為、室外機の起動時は車のエンジンをかける時と同様の音(キュルキュル音)が発生します。
しかし、起動のタイミングでもスターターモーターは動こうとせず、数回チャレンジした後にエラー発報となる状態でした。
まず、電源となる電圧は正常か、起動させる為の指示(電圧)が出力されているか、保護装置のヒューズが断線していないか等確認しました。
診断の結果、すべて正常に指示が出力されておりモーター内部の劣化と判断しました。
必要な電気指示は出力されているのに、動くはずのギアが動かない。このような症状は劣化したスターターモーターに見られる症状です。
今回の機器は運転時間(室外機の稼働時間)30,000時間前後でしたが、実際にスターターが稼働した回数は80,000回を超えていました。
エアコンは運転スイッチを入れたままでも室内負荷等に応じて室外機が稼働・停止を繰り返す機器です。
その為、実際の使用時間は少なくても室外機の発停(運転・停止)回数が多いとゆう事が起こり得ます。
発停が多くなると起動時に活躍するスターターが先行して痛んでしまい、今回の様なエラーに繋がります。
上記の内容をご担当者様へご説明の上、ご了承頂き車載部品にて部品交換を実施致しました。
ヤンマーGHPのエラーコード一覧はこちら
型式 | YGZP355G2N ヤンマー |
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施工時間 | 約15分 |
運転時間 | 約30,000時間 |
エラーコード | F0(スターター系異常) |
交換前
部品比較(左:旧 右:新)
交換後
今回故障が発生していた系統は施設内でも室温管理が重要な場所ということもあり、訪問当日に復旧でき大変喜んで頂けました。
機種や故障内容により修理可否や日数・価格等異なりますが、ミヨシテックでは部品も豊富に在庫・車載しており訪問当日復旧の実績多数です。
GHPでご不明な点やお困り事が御座いましたらまずはミヨシテックにご相談下さい。