一般のエアコンでは冷房を使用すると室内機にドレン水と呼ばれる結露水が発生します。
それはGHP(ガスヒートポンプエアコン)においても同様です。
エアコンでは冷たいフロンガスを熱交換器と呼ばれる箇所で蒸発させ、室内空気と熱交換する事で冷凍効果を発揮し、その際急激に冷やされた室内空気は熱交換器表面上に水滴を付着させます。(昔、理科の授業で習った冷たいコップの表面に水滴が付着するアレです)
冷房時のエアコンでは常にこのドレン水が発生しますのでドレンパンと呼ばれる受け皿に一旦ドレン水を溜め、排水ホースやドレンポンプと呼ばれる小型のポンプにより運転中常時排水しています。
今回はこのドレン水に関する事例をご紹介させて頂きます。
アイシン製GHPをご使用のお客様よりリモコンにてエラーコード「A3」が発報し、空調が停止してるとご連絡がありました。
室内機での故障になりますので入室が可能な状況かをお客様に確認し、直ぐにご訪問させて頂く事になりました。
到着後、まずは冷房が停止している状態でしたので、室内機本体にある点検用コックよりドレンパンに溜まったドレン水を抜き取り冷房運転を再開、その後機器の点検を実施しました。
ご使用の室内機がドレンポンプ設置のタイプでしたのでポンプの点検をデジタルテスターにて確認した所ポンプの電装部品箇所が完全に故障している事が判明しました。
ドレン水の抜き取りにより一時的に復旧している状態ではありましたが部品が故障している為エラーの再発生の可能性が高く、早急な交換が必要と判断しましたので営業所よりメーカーに連絡し部品の手配をいたしました。
型式 | AXFP36MC |
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施工時間 | 45分 |
運転時間 | 17,882時間 |
エラーコード | A3(室内ユニット・ドレン異常) ※冷房使用時に何らかの原因でドレン水が排水出来なくなってしまった際に発生する故障になります |
故障ドレンポンプ
新品ドレンポンプ取付け
新旧部品(左:旧 右:新)
ドレンパン内が満水になるまでの時間との戦いではありましたが、スムーズな連携により翌日には部品を手配し早々に交換する事が出来、お客様より「一次対応後にエラーの再発生はありませんでした。すぐに直してくれてありがとう」と大変嬉しいお言葉を頂けました。
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