大阪ガス保守契約を締結されている茨木市内の物流センターでGHPエアコンのエラーが発生。
遠隔監視している大阪ガスコンタクトセンターよりエラー発報の連絡が入り出動しました。
4月に入り日中の気温は上昇しているものの朝晩の寒暖差が激しく、早朝から稼働し始める物流センターでは暖房をご使用されていました。大阪ガスからの連絡を受け、エラーの発生している系統・型式・設置場所などを事前に専用端末で確認し出動しました。
エラーコードF0(スターター系異常)は室外機稼働時に動作するスターターに電気的指示がでているにも関わらずエンジン回転数が確認できない場合に発生します。
【スタータモータとは・・・】
GHPエアコン(ガスヒートポンプエアコン)の室外機に搭載されているガスエンジンを起動させる為だけに必要な部品です。
自動車のエンジン起動にも同様のスタータモータが使用されています。
GHPエアコンの場合、冷暖房のスイッチはつけっぱなしでも室内負荷に応じてエンジンは運転・停止(発停)を繰り返しています。
その運転の際に必ず動き出すのがスタータモータです。その為、エンジンの運転・停止の回数が多いほどスターターの稼働回数が多くなり劣化しやすいという事になります。
上記エラー検出条件からもわかるようにスタータモータ本体の動作不良の可能性が高いエラーコードではあるものの、圧縮機(コンプレッサー)の故障やエンジン回転を認識するセンサーの不具合なども考えられます。
不具合の故障診断は基本的にメーカーの故障診断マニュアルフローに則って進めていきます。
その結果スタータ以外の各制御部品は正常に稼働している事を確認でき、スタータモータ本体の劣化による動作不良と判断しました。
診断の際、機器が記憶しているスタータモータの運転・停止の回数(発停回数)を確認すると16万回以上稼働している事がわかりました。
事務所がメインの系統の為、負荷が小さく発停回数が増えたと考えられます。
今回は保守契約内での作業が可能だった為、車載している新部品へ交換し即日復旧する事ができました。
ヤンマーGHPのエラーコード一覧はこちら
施工内容 | ヤンマーGHP(ガスヒーポン) 「F0」リモコン表示 修理対応事例
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施工時間 | 20分 |
型式 | YNZP560K1NB
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運転時間 | 25,446時間
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エラーコード | F0 |
作業前
エンジン全景
交換前
スターター本体
部品新旧
左:旧部品 右:新部品
交換後
スターター本体
「日中は暖かいから良いけど朝晩はまだ使いたいからすぐ直してくれて助かりました。」
エラー内容によってはリモコンの押し直しで使用できる場合もありますが、放置せずに一度点検される事をお勧めいたします。
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【業務用】京都市某大学施設様 ヤンマーGHP(ガスヒーポン)「F0」室外機エンジンスターターモーター交換
弊社ホームページをご覧になられた京都市内の某大学で設備担当をされているメンテナンス会社様よりご依頼を頂きました。 大学施設でご使用されているGHP(ガスヒートポンプエアコン)でエラーコード「F0」がでているとの内容でした。 大阪ガス様や弊社との契約は無い為、訪問の段階から費用が発生する旨をご説明、ご了承頂き出張診断作業を開始。 GHPは自動車と同様のエンジンを搭載しそれを原動力に圧縮機を動かす仕組みのエアコンです。 その為、室外機の起動時は車のエンジンをかける時と同様の音(キュルキュル音)が発生します。 しかし、起動のタイミングでもスターターモーターは動こうとせず、数回チャレンジした後にエラー発報となる状態でした。 まず、電源となる電圧は正常か、起動させる為の指示(電圧)が出力されているか、保護装置のヒューズが断線していないか等確認しました。 診断の結果、すべて正常に指示が出力されておりモーター内部の劣化と判断しました。 必要な電気指示は出力されているのに、動くはずのギアが動かない。このような症状は劣化したスターターモーターに見られる症状です。 今回の機器は運転時間(室外機の稼働時間)30,000時間前後でしたが、実際にスターターが稼働した回数は80,000回を超えていました。 エアコンは運転スイッチを入れたままでも室内負荷等に応じて室外機が稼働・停止を繰り返す機器です。 その為、実際の使用時間は少なくても室外機の発停(運転・停止)回数が多いとゆう事が起こり得ます。 発停が多くなると起動時に活躍するスターターが先行して痛んでしまい、今回の様なエラーに繋がります。 上記の内容をご担当者様へご説明の上、ご了承頂き車載部品にて部品交換を実施致しました。 ヤンマーGHPのエラーコード一覧はこちら
【業務用】吹田市 某大学様 ヤンマーGHP(ガスヒーポン)「F0」室外機スターターモーター交換作業
大阪ガス製ヤンマーガスヒートポンプエアコン(以下GHP)をご使用のお客様よりリモコンにてエラー「F0」が点滅し冷房が使用できないと入電があり訪問いたしました。 GHPとは都市ガスを燃料としたエンジンの動力によりコンプレッサーを駆動し、冷媒であるフロンガスを循環させる事で冷暖房をおこなっている機器となります。 ヤンマーGHPのエラー「F0」はスターター系異常という内容になります。 GHPでは車のエンジンと同様にスターターモーター(セルモーター)が搭載され起動時にこのモーターが動作し運転が開始されます。 車の場合は車を動かしたいときにキーをひねるとモーターが動作しエンジンが起動しますが、GHPの場合はエアコンになりますのでいちいちキーを差し込んで回すわけにはいきません。 GHPでキーの役割を担っているのがリモコンになります。 室内の利用者様がエアコンのリモコンをONした際に室外機へ運転信号が入力されます。信号を受け取った室外機は直ちに起動準備に入りスターターモーターが動作しエンジンを起動し運転が開始します。 また、エアコンは室内が設定温度に到達すると室外機は停止しますが、室内機では温度センサーにより常時室温を監視しており、室温が設定温度より上がった(下がった)場合に再起動の運転命令が室内より入力されエンジンが始動します。 このため、空調ご使用時はエンジンが起動するたびにスターターモーターは動作しています。 こちらのお客様においては機器を点検した所、スターターモーター自体が正常に動作していないという事が判明しました。 機器利用状況をお客様にご確認した所、研究室の為エアコンは24時間常時使用しているとの事でしたので経年劣化によりモーターが消耗し故障してしまったものと思われます。 残念ながらサービスカーに部品の車載はしておりませんでしたが、京都営業所に在庫がございましたので翌日部品交換を実施し機器を復旧する事が出来ました。 ヤンマーGHPのエラーコード一覧はこちら