【業務用】京都府京都市某老人保健施設様 アイシンGHP（ガスヒーポン）　「E80」リモコン表示　修理対応事例

施工事例

施設の担当者様より「エラーが出てたけどリモコン押し直ししたら復帰した。けど念の為点検して欲しい」と連絡を受け訪問いたしました。
現地に到着し該当機器を確認したところ、エンジンの冷却水温度が高いためエラーを発報していました。

各部品をチェックし、サーモスタットの不具合が確認出来ました。
サーモスタットとは冷却水回路の分岐点にある部品で、温度に応じてエンジン側かラジエーター側へ循環させます。
今回の事例はサーモスタットが閉じたまま固着（閉ロック）している事により、冷却水温度が高い状態を継続しエラー検知をしていました。

作業車に部品を車載していた為、すぐに部品交換対応出来る事を担当者様へご相談いたしました。
ご相談の結果、部品交換をさせていただけることになったので交換作業を行いました。

サーモスタットは冷却水回路内に組み込まれている部品で、交換するには冷却水を一旦抜く作業が必要となりますが、担当者様より「施設内の空調は効かないと入居者様がすごく困る」とのご要望があった為、今回はサーモスタット周辺に付いている冷却水ホースをピンチして、冷却水の抜く量を抑えて交換する事にしました。
部品を取り外す際は冷却水が漏れてくるため作業周辺を養生し小さなバケットで冷却水を受け、漏れた量を確認すると約600mlで冷却水の濃度を50％に調整して冷却水回路に補充しました。
部品交換後、冷却水回路内のエア抜きを行い再度運転確認し冷却水温度が約70～78℃で安定して復旧しましたので作業完了としました。

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