コールセンターより某商業ビルの4F系統で、H1(クラッチ異常)が発生し修理依頼が入電。
お客様へアポイントを取り当日機器診断へお伺いいたしました。
屋上にある室外機を調査したところ、復帰しているが機器は停止中であったため室外機より運転確認をしました。
エンジンの回転数が異常変動し、異常停止することを確認できました。
エンジン回転数の関係する部位をチェックし、ミキサーの弁を駆動する部品であるスロットルモータが、室外機基板の指示通りに動作していない事が分かりました。
ミキサーとはエンジンの指示回転数に応じて燃料と空気の混合気の量を調整してエンジンに送る部品で、スロットルモータは弁の開度を調整する役割です。
「H1」の検知の内容は、コンプレッサーのクラッチがONになり、エンジンの回転数のセンサー値と目標回転数の差が大きいと異常の判定をするので今回の場合はそれにあたります。
この機器は保守契約内で部品費等の費用が掛からないことと、車載部品に同一の部品があったので即日交換作業しました。
運転確認を行い、エンジンの回転数は室外機基板の指示と回転数センサーの差異もなく安定しており、コンプレッサーのクラッチがONの時も同様に正常な稼働をしているので作業完了とし、お客様へ報告いたしました。
GHP(ガスヒートポンプ)エアコンの件でお困りごとがありましたらご気軽にご連絡下さい。
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施工内容 | ヤンマーGHP(ガスヒーポン) 「H1」リモコン表示 修理対応事例
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施工時間 | 30分 |
型式 | YGZP560J-NB
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運転時間 | 20,321時間 |
エラーコード | H1 |
交換前
スロットルモーター
交換後
スロットルモーター
当日復旧してもらい助かりました。
まだまだ寒い時期がある為、非常に助かります。
部品はある程度は作業車に車載しており、御打合せの上その場で交換作業も可能です!
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【業務用】京都市内精密機械製造会社様 ヤンマーGHP(ガスヒーポン)「H1」リモコン表示 修理対応事例
設備管理会社より「空調機でエラーが出ている」と連絡を受け出動しました。 直前に大阪ガスエネルギーコンタクトセンターより遠隔監視にてエラー発報の連絡が入っていた為、入電30分後には現地へ到着。 会議室を主とする系統で「H1」のエラーが出ており、空調が停止している状態でした。 【H1エラーとは】 クラッチ異常 いくつかの検出条件がありますが主に機器運転中のエンジン回転数やフロンガス(冷媒)の圧力差で判断し、コンピューター制御による指示回転数と実際のエンジン回転数の差や高圧低圧の圧力差で検出します。 さっそく室外機にて診断作業を実施。エラーデータを専用のパソコンで読み取るとエラーに至った詳細がわかります。 今回はエンジン回転数の差異を検知しエラー発報していました。 現象を確認する為、エラーリセット後運転確認を開始。 すると、エンジン回転数がコンピューターの指示回転数より下回った状態で動き続ける事が判明。 実際に要求されているエンジン回転数を保てない状態の機器は負荷が大きくなるとさらに状況は悪化していきます。 エンジン回転数が追従しない原因を調査した結果、自動車のアクセル部分にあたるミキサーのスロットル弁が正常に作動していない事がわかりました。 自動車ではアクセルを踏み込むとワイヤーを介してスロットル弁が開きます。(近年の自動車は電子制御スロットルを採用しているタイプが多くあります。) この動作をGHPでは小さなモーターで行っています。 このモーターは制御基板より出力された電気信号により作動します。 電気信号を正常に受け取ってもモーター内部は機械的な歯車構造の為、歯車が欠けてしまったり軸が振れてしまったりする事もあります。 この事例でも軸振れが原因で作動しない(しにくい)回転域が出ていました。 今回は保守契約内の作業でお客様へ費用が発生する事なく、部品交換を行い無事に即日復旧する事ができました。 ヤンマーGHPのエラーコード一覧はこちら
【業務用】吹田市某飲食店様 ヤンマーGHP(ガスヒーポン)「H1」ミキサー交換作業
厨房系統のリモコンにて「H1」エラーを遠隔監視システムで検知し現地訪問。 「H1」エラーとは「クラッチ異常」というエラーになり、コンプレッサが正常に圧縮出来ていない場合に検出する異常となります。 この「H1」エラー検出の場合、コンプレッサが故障して異常発報する以外に、コンプレッサが正常でもエンジン起動時やエンストを検知した際にも「H1」エラーを検出する事があります。 現地訪問後、機器の運転確認やエラー検出時の運転状態を確認するとエンジンが正常に起動出来ずにエラーに至っておりました。 その主な原因はエンジンの各バルブ(吸気バルブ、排気バルブ)へのカーボン堆積とミキサー内部スロットルバルブ汚損による作動不良でした。 まずバルブにカーボンが堆積してしまうとエンジン燃焼室で正常な爆発が得られず、エンジンの出力が低下します。 このカーボンというのは燃料ガスの燃え残りでエンジンが稼働すれば必ず発生する「燃えカス」になります。 ガスヒートポンプエアコンでは室外機に車と同様にエンジンを搭載しており、定期点検時に「バルブ洗浄」を実施しバルブに溜まったカーボンの除去を行います。それでも経年機や使用時間の多い機器ではエンジンオイルの消費などの原因からカーボンが堆積しやすくなり、その影響からバルブが正常に開閉出来なくなりエンジンの起動失敗や低回転時にエンストする不具合に繋がってしまいます。 ミキサーのスロットルバルブの作動不良はエンジン本体への燃料ガスの入口となる弁が正常な開度を保てない状態となり、燃料ガス供給不良でこちらもエンジンが起動不可となる要因の一つとなります。 今回はバルブ洗浄とミキサー分解洗浄にて機器復旧となりましたが、ミキサースロットルバルブを作動させる「ステップモーター」の軸から異音がしており手動で回した際も抵抗があった為、部品の御見積りを提出。 後日お客様より発注の連絡を頂きミキサー新品交換にて作業完了となりました。 ヤンマーGHPのエラーコード一覧はこちら