スカイリモート(遠隔監視システム)にて、コールセンターより異常が出ていると連絡が入りました。
お客様へご連絡したところ、エラーに気づいていらっしゃらなかったみたいでしたので室内機の異常の旨を伝え、現場確認に訪問いたしました。
当日、担当者は不在だったため、売り場担当の方に説明し機器を確認させていただきました。
①異常が表示している室内機がレジの上にあり、営業中は作業が困難
②担当者が不在のため、室内機リモコンの位置や詳しいことが全く分からない
これらのことから当日での室内機の確認作業が困難であったため、日程・時間を担当者・店長と調整させていただくこととなりました。
後日、調査作業に入ると過去に同室内機で設定アドレスが消去していた履歴がありました。
原因は室内機の基板の作動不良により、設定していたアドレスが消去してしまったものと思われます。
今回は室内機基板を新しいものに取り換え、消去していたアドレスを2つ設定しました。
【室内機アドレス】室外機に繋がっている室内機の台数を認知するためのアドレス
【グループアドレス】リモコン1つで複数台の管理 ON/OFFなどの制御をするときに必要なアドレス
こちらのお客様は室内機のリモコンが個別に設置されていて、設定変更は比較的簡単に行うことができます。
一括して制御を行う【集中リモコン】のみの設置の場合は、アドレスを入れるために個別のリモコンを用意しないといけません。
お店が閉店後に実施させていただきましたので、時間に余裕をもって作業を終えることができました。
基板などは故障していても見た目では判断が難しいですし、急に故障する可能性があります。
リモコンに異常表示がありましたら、一度お問い合わせいただければと思います。
パナソニックGHPのエラーコード一覧はこちら
施工内容 | パナソニックGHP(ガスヒーポン)「L04」リモコン表示 修理対応事例 |
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施工時間 | 90分 |
型式 | SGP-SH140K1 |
運転時間 | 4,500時間 |
エラーコード | L08 |
室内機基板
左:新 右:旧
新基盤取り付け
コロナ禍での換気の運用で入口を開放しているため、該当のエアコンを使用するのは基本的には夏場のみです。
確認が取れるまで、どこの場所のどこのリモコンが異常を表示しているのかわかりませんでした。
遠隔監視ってすごいですね。
夏までに修理を終えられてよかったです。
遠隔のシステムにより、エンジンの運転状態や設定温度など事務所から確認することができます。
異常発報時にも、どのような異常が出ているかこちらから確認できますので診断時間の短縮にも役立っています。