【業務用】大阪府枚方市某幼稚園様 GHP（ガスヒーポン）　「E3」リモコン表示　修理対応事例

施工事例

大阪ガス保守契約を締結されている枚方市内の幼稚園でGHPエアコンのエラーが発生。
お客様は気づかれていませんでしたが、遠隔監視している大阪ガスコンタクトセンターよりエラー発報の連絡が入り出動しました。
3月も中旬に入り気温が上昇していましたが早朝や夜間はまだ冷え込む為、暖房をご使用されていました。
事前に遠隔システムにてエラーを検知できていた為、どこの系統で異常が出ているのかも即座に把握できエラー内容から屋上の室外機にて早速診断作業に取り掛かりました。

今回の「高圧異常」とは「保護装置の作動」になります。
ガスエアコンに限らず一般的な空調機にはフロンガスが充填されていてその種類や機種によって安全に作動できるフロンガス圧力が定められています。
圧力が規定値より高くなったり低すぎたりすると、本来の空調能力が発揮できないだけでなく機器の重大な故障にも繋がります。
その為、フロンガスが循環する回路（冷媒回路）には温度センサーや圧力スイッチなど様々な部品が取り付けられ、基準値を外れていないか機器自身が監視しています。
基準値を外れたり、外れそうになった場合はすぐに機器を止めずにコンピューター制御によって回避運転などを行い運転を継続させていますが、規定値を超えると即座に停止する事もあります。
今回は圧力の規定値オーバーによる保護装置の作動です。圧力が規定の値を超えてしまうと重大な事故に繋がる可能性がある為、回避運転ではなく即座に停止となります。
そこで即座に停止を判断する為の部品が「圧力スイッチ」です。
通常、圧力値はセンサーで常時測定されていますが、急激な圧力上昇などにも対応できる様に規定の圧力を超えるとスイッチ内部で断線するものがスイッチとなります。
その圧力スイッチのひとつが内部の接点不良により実際の圧力値が正常にも関わらずOFF（断線検知）となりエラー停止していました。
訪問時はON（正常）でしたが振動を加えるとOFF（断線）になる事があった為、ガスエンジンの振動で誤検知していると判断。
機器は稼働時間も少なく無償での対応ができた為、車載している新部品に交換し無事復旧いたしました。