【業務用】高槻市某老人保健施設様 GHP（ガスヒーポン） 「E9」リモコン表示　修理対応事例

施工事例

大阪ガス保守契約を締結されている高槻市内の某老人保健施設でGHPエアコンのエラーが発生。
施設の事務長様より直接お問い合わせいただき出動しました。
お問い合わせの内容は「リモコンが点滅していて空調が止まっている」との事で、エラーコードなどの詳細は不明でしたがこの施設のGHPには遠隔監視装置が備わっている為、出動前にエラーの発生している系統・型式など事前に専用端末で確認する事ができました。

今回発生していたエラーは「E9」ドレン異常と判明し該当する室内機の下に脚立を設置しての作業となる為、事前にご了承いただき作業を開始。
【ドレン異常とは・・・】
エアコンを冷房で使用するとお部屋の空気中に含まれる水分が結露水として発生します。（エアコン内部の熱交換器が冷たくなり結露します。）
冷たいコップの周りに水滴がつくのと同じ現象です。
発生した結露水は室内機の受け皿（ドレンパン）に滴下し室外に排出されます。
排出の際に勾配を利用して自然に流れていくものや小さなポンプを使用して排出するものなど機種や設置環境により仕様が異なります。
結露水を排出する過程で汚れが原因など排水不良となった場合、室内機から水漏れが発生してしまいます。
それを防ぐ役割として満水を検知するフロートスイッチと呼ばれる浮きが働きます。浮きが働くと排水がうまくいっていないと認識し該当の室内機のみ空調が停止します。
その際「ドレン異常」がエラーとして発生します。

診断の際は排水用のドレンポンプが正常に稼働しているか、浮きとなるフロートスイッチの動作に問題は無いかなど各部の点検を行います。
その結果、部品の不具合はないと判断し室内機内部の汚れを調査。
すると排水用のドレンポンプの入口に大量の汚れが詰まっており、満足に水を吸い上げれていない事がわかりました。
今回はドレンポンプの分解清掃、受け皿のドレンパンを簡易清掃し復旧しました。