2022.05.31
株式会社ミヨシテックは激しい社会情勢・市場変化に伴う、お客様ニーズの変化に柔軟に対応する為に、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を強化し、企業として継続的な社会貢献の役割を果たすため、取締役会にて承認し、以下に掲げる方針を実行していく事とする。
全世界がいまだかつてない生活、働き方の変革を求められデジタル化が加速。
顧客や市場の膨大なデータを持つ企業がそのデータを活用し既存産業に新たな付加価値を生み市場全体を席巻している。
建設業ではそれと同時に深刻な労働力不足が嘆かれている。就労者の高齢化、人口構成の変化による新規参入者の減少により5年後、10年後の施工体制を確保することは今よりも難しくなっていく。
本戦略はこのような「変化」に柔軟に対応し、我社がデジタルツールをどのような位置付けで活用していくか。
また既存の仕事のやり方・働き方・組織体制をどのように変革させていくか、どのようなデジタル環境を構築するかを長期的な点で定め、変化の時代において我社がどう生き残っていくかを「DX戦略」として示すものである。
DX推進プロジェクトにおいて以下の3つを基本方針とする
①デジタルツールの活用により既存ビジネスの生産性を改善しライバルとの差別化を行う。
②データの活用により新たな顧客の価値を創造し差別化を行う。
③国内外含めたDX人材の採用および育成
SaaS・PaaSの利用により従業員自身が業務システムを作成。
RPA・APIを利用し既存業務サービスや専用ソフトとのデータ連携を行う。
これにより、販売から施工まで各業務プロセスにおいて一貫したデータ管理、顧客へより良いサービスを安定提供する。
蓄積した業務データを活用し見える化・AIによる分析(BI適用)によりベテラン社員の勘と経験に依らないデータに基づく判断が可能な組織にし、安定的な施工体制を確保する。
・各業務ごとにKPIを設定、リアルタイムに必要な情報が必要な人に共有化・見える化をはかる。
・KinotneによるDWH(データウェアハウス)を構築し、活用可能なデータを整理整頓。経営判断の変化に柔軟に対応できる体制を作る。
・蓄積したデータを利用し傾向の把握・ RPAによる自動化により、チェック作業の簡略化をはかる。
・全社員にiPadを配布し、フィールドでアクセスが可能とする。
・各部門にkintoneリーダーを配置し部門ごとに指標の策定、データの構築を行う。
Kintone・RPAの利用により業務の効率化を図りお客様に付加価値を提供する為の時間を最大化することで既存事業の競争力を強化する。
*ツールを利用してDX推進室及び各部署DX推進担当が改善をはかる。
DXプロジェクトを進めるにあたり社長直轄のDX推進室を設置しデジタルを活用した事業部門間の業務フローの見直し、本プロジェクトの迅速な進捗をはかる。
デジタル技術を有し自ら業務改善を行うことができる人材を社内で創出するため、反復的な社内教育を実施する。
システム管理者
・外部コンサルと定期的なミーティングを活用し社内DX化推進の対策立案を行う
・全社共通のデータ活用、業務自動化、業務システムの構築についての指導的スキルアップをはかる。
システム活用者
・外部コンサルの勉強会を利用し全社システム作成の共通認識をもつ人材を創出する。
・システム管理者による社内教育にて各部署単位利用データ活用、業務自動化、業務システムの構築スキルを有する社員を創出する。
システム利用者
・マニュアルの整備、社内勉強会の設定により全社員が共通システムの入力、利用ができるようにする。
・i-pad i-phone等のIT機器の適切な取り扱いと活用リテラシーを身に着ける。
DX推進プロジェクトの達成に向けた各分野での中長期計画をフェーズ0〜フェーズ3の4つのフェーズに分け、段階的な実現を目指していく。
以下の指標をKPI指標としてDX推進プロジェクトの達成度を管理する。各指標についてはDX推進委員会(年12回開催)にて状況を把握し、定期的にプロジェクトの更新を行う。