2025.12.05
我が家はずっと、エアコン暖房(プラス時々ヒーター)だけで冬を乗り越えてきました。
床暖房は「いつか使ってみたいけど、うちには縁のない高級設備」というイメージ。
だからこそ、引っ越し先の家に“たまたま床暖房がついていた”と知った時も、正直ピンときていませんでした。
「便利そうやけど、結局エアコンで良くない?」
――そんな軽い気持ちで迎えた今年の冬。
しかし、ここ最近の寒さに完全に負けました。
朝、キッチンに立つたびに足元が冷えて冷えてたまらない。
気づけば床暖房のスイッチに手が伸びていて、そこで初めて、わが家の“床暖房ストーリー”が動き出したのです。
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まず感動したのは、立ち上がりの速さでした。
子どもたちが起きてくる10分前に床暖房をつけておくと、起床時間にはもう床がまったく冷たくないんです。
「床暖房は暖まるまで30分以上かかる」
そんなイメージをずっと持っていたのですが、どうやらそれは昔の話。
最近の床暖房はかなり進化していて、10分あれば“あ、あったかい”と実感できるレベルまで上がるみたいですね。
そのおかげで、朝の風景が大きく変わりました。
これまでは、子どもたちが布団から出るたびに「さむっ!」「足冷たい〜!」と叫んでいたのに、床暖房をつけてからは、起きた瞬間からゴロゴロと床の上へ。
まるでこたつのように、あったかい場所に吸い寄せられていくんです。
そして地味にありがたいのが、床の上に集合してくれるから、部屋が散らかりにくいという副産物。
寒いと子どもって、あっち行きこっち行きして暖かい場所を探しますが、床暖房があるとみんな同じ場所に腰を落ち着けるので、朝から家全体が落ち着いた雰囲気になります。
床暖房をつけてみて実感したのは、家族の動線まで変えてしまう暖房器具なんやな…ということ。

これまでは、子ども3人それぞれが違う場所へ散って遊ぶのが日常でした。
その結果、家中がおもちゃで散らかる散らかる。
でも床暖房をつけると、子どもたちが自然と“あたたかいゾーン”に吸い寄せられて、仲良く1カ所で遊ぶように。
そのおかげで、朝も夕方も部屋が散らかりにくいという驚きの副効果まで出てきました。
床暖房って「快適さ」だけじゃなくて、「生活リズムまで整えてくれる」力があるんですね。


そして、我が家の猫2匹。
普段は好きな場所に散らばって寝ているのに、床暖房をつけた瞬間、まるで磁石に吸い寄せられるようにリビングに集合。
ぐでんっと安心しきって寝転がるその姿を見るとなんだか家の中が“ぽかぽかの幸せ空間”に見えてくるから不思議です。
決して広いリビングではないのですが、家族も猫も一緒の場所に集まるって、なんかいい。
単純な暖房を超えて、家の“居心地”そのものを変えてくれる存在という感じがします。

我が家の床暖房は ガス温水式。
床の下に温水を流すパイプが通っていて、そこからじんわりと床全体を温める仕組みになっています。
この「じんわり」が、とにかく快適。
エアコンのように温風をブワッと出して一気に温めるのではなく、床そのものがあたたかくなって、部屋の温度を自然に整えていく感じです。
ここが、体感として大きな違い。
エアコン暖房を使うと、どうしても空気が乾燥して喉がイガイガしたり、朝起きたら肌がパリッとしたりしますよね。
床暖房は空気そのものを加熱しないので、乾燥しにくく、空気が優しいまま暖かい。
これは実際に使ってみて、すぐに感じたポイントでした。
エアコンだと「暖かい場所」と「寒い場所」ができがち。
風の当たる所は暑いし、離れると急に冷える。
でも床暖房は、床全体からじんわり上がってくる熱で部屋が均一に暖まるので、どこにいても温度差が少なくてとにかくラク。
足元がまず温かくて、体がじんわり温まっていくので、「暑すぎる」「熱がこもる」という感じもありません。
エアコン内部のカビや、温風で舞い上がるホコリが気になる方も多いと思います。
床暖房は風を使わないので、空気を汚さず・ホコリを舞い上げずに暖められるという安心感があります。
子どもやペットがいる家庭に向いている理由って、こういうところにも出ますね。

床暖房の良さは、家族がいる時間だけではありません。
在宅勤務の時間にも容赦なく効いてきます。
私は普段、自宅でひとり+猫2匹と過ごしながら仕事をしているのですが、冬の在宅はほんまに寒い。
「自分ひとりやし、床暖房つけるのはもったいないよな…」
そう思って、これまでダウンを着込んで仕事していました。
でも正直、負けます。誘惑に。
試しに床暖房をつけてみたら、部屋の空気がふわっとやさしくなって、寒さがゼロになる。
もう戻れませんでした。
在宅勤務にも1時間の昼休憩があります。
12時になるとパソコンを閉じて、そのまま床暖房の上でゴロン。
これがもう……反則級の幸福感なんです。
本音を言えば、「こんなん書いたら絶対みんなに怒られるやつやん」と思いながらも、在宅勤務のリアルとしては絶対に書きたい。
だって、
床暖×ゴロゴロの組み合わせは、冬の在宅のQOWを爆上げしてくれるから。
しかも、これ言わせてほしいんですけど──
床暖房代はちゃんと自腹で払ってるので、休憩中くらいは好きにゴロゴロさせてください。(笑)
「在宅勤務のいいところってこれなんよな…」としみじみ思います。
床暖房を使い始めて気づいたのは、「安全面でもめちゃくちゃ優秀やん…」ということでした。
これまで冬になると、エアコンにプラス電気ヒーターやガスファンヒーターなど、いわゆる“ヒーター系”に頼ることも多かったのですが、あれって小さな子どもやペットがいる家ではとにかく気をつかうんですよね。
ヒーターは本体が熱くなるので、ちょっと目を離した瞬間に子どもが触ってしまったり、ペットが近づきすぎて危なかったり。
でも床暖房は、床そのものがほんのり暖かくなるだけなので、火傷の心配がない。
どれだけゴロゴロしても安心です。
ヒーター系は暖房器具の上に物が落ちたり、風が当たって布が近づいたり、思わぬところから火事につながるケースもあります。
さらに、よく聞くのが──
「ペットがおしっこをヒーターの上にかけてしまった」事故。
これ、本当にあるんです。ショートしたり発火の原因になったり、かなり危険。
床暖房ならこうした心配が一切ないのが大きいポイント。
何も置けない・近づけないストレスがないし、暖房のことを気にしながら生活する必要がないという安心感があります。
床暖房を使ってみて感じたデメリットを挙げるなら、やっぱり 「導入費がかかる」 という点は避けて通れません。
スイッチひとつで快適な冬が手に入るとはいえ、最初の工事費用はエアコンに比べて高め。
これが“床暖房は贅沢品”というイメージにつながってるんやと思います。
ただ、実際に使ってみて、ひとつ気づいたことがあります。
細かい数字は機種や地域によって変わるので専門の記事に任せますが、最近の床暖房は省エネ性能がかなり進化していて、長時間つけっぱなしでも意外と光熱費が跳ね上がらないと言われています。
特にガス温水式の場合、
こういった理由から、エアコンより安く済むケースもあるというのはよく聞く話。
実際、我が家でも「エアコンを1日中つけてた時より、体感としてもなんか快適やし、省エネ感あるな…」という印象は強いです。
もちろん導入費は必要ですが、“毎年の冬の快適さ”を考えると、長い目で見て十分に元が取れる設備やな…と実感しています。
初めて床暖房を使ってみて感じたのは、「あ、これって暖房というより“暮らしそのもの”を変える設備なんやな」ということでした。
こうして書き出してみると、「ただ暖かいだけ」では済まないメリットが、生活のあらゆる場面に出てきます。
もちろん、導入費という壁はあります。
でも実際に使ってみた身としては、“冬の快適さへの投資”として十分価値がある設備だと胸を張って言えます。
エアコン暖房だけの冬に戻ることを想像すると……正直、ちょっと無理かもしれません(笑)
床暖房って、こんなにも生活の質を底上げしてくれるんやなと驚いています。
もし「うちも床暖房つけたいな…」「リフォーム時に相談してみたいな」という方がいれば、ミヨシテックでもガス温水式床暖房工事に対応しています。
お家の間取りやライフスタイルに合わせて、どの方式が向いているか、光熱費はどれくらいかなど、気になるところはプロの視点でしっかりご提案できます。
「一度話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎なので、お気軽にご相談くださいね。
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