乾太くんとドラム式洗濯乾燥機、どっちが便利?
~兼業主婦が実際に使って比べてみた~

ガス工事・ガス機器工事

2025.09.24

Column

「毎日の洗濯、どう乾かす?」――これは、特に子育て家庭や共働き世帯なら誰もが直面する悩みです。洗濯物は毎日必ず出るもの。子どもがいれば泥遊びや食べこぼしで1日に何度も洗濯することもあります。気がつけば洗濯カゴがあふれ、洗濯機を回すのが日課どころか“仕事”のように感じる人も多いでしょう。

また、問題は「干す」ことです。晴れた日なら外干しで済みますが、現実にはそう簡単にいきません。梅雨や秋雨のシーズンはもちろん、春は花粉が舞い、初夏には黄砂やPM2.5が気になります。さらに突然のゲリラ豪雨も増え、天気予報を気にしながら洗濯物を外に出すのはストレスの種。共働きの場合は夜にしか洗濯できないことも多く、夜干しでは乾ききらない、部屋干し臭が気になるなど、また別の悩みが出てきます。こうして“どう乾かすか”は、日々の家事における大きなテーマになっているのです。

わが家もまさにその例です。子どもが3人いるため洗濯物の量は毎日山のよう。外干しだけでは追いつかない現実がありました。本当ならガス式衣類乾燥機「乾太くん」を設置したかったのですが、マンション住まいという構造上の制約から断念。代わりに選んだのが、洗濯から乾燥まで一気にこなせるドラム式洗濯乾燥機でした。移し替え不要で干す手間もない、というラクさは大きな魅力。しかし実際に使ってみると、仕上がりには「シワ問題」があり、衣類によっては結局外干しや浴室乾燥との使い分けが欠かせません。

一方で、仕事柄ミヨシテックに設置してある「乾太くん」を実際に使った経験もあります。ガスの力でふっくら乾く仕上がりや、圧倒的な時短力は「やっぱり欲しい!」と思わせる魅力がありました。だからこそ、ドラム式と乾太くん両方の良さと弱点をリアルに比較できる立場だと感じています。

本記事では、実際に両方を体験した筆者だからこそ分かる「乾太くん vs ドラム式洗濯乾燥機」の違いを徹底解説します。最終的にどちらを選ぶかは家庭の環境とライフスタイル次第ですが、読んでいただくことで“わが家に合う一台”を見極めるヒントになれば幸いです。

乾太くんとは?

「乾太くん」という名前は耳にしたことがあっても、実際にどんな製品かは知らないという方も多いかもしれません。乾太くんは、リンナイが販売している ガス式衣類乾燥機 で、その最大の特長は「ガスの力による圧倒的な乾燥スピード」と「ふっくらした仕上がり」にあります。

圧倒的なスピード乾燥

乾太くんは最大4.65kWのパワーを持ち、8kgの洗濯物なら約80分、5kgなら約52分で乾燥できます。これは一般的なドラム式洗濯乾燥機の約1/3の時間。さらに、乾太くんで1回目を乾燥している間に洗濯機で2回目を回すことができるため、家事効率は大幅にアップします。子どもの多い家庭など、洗濯回数が多いご家庭には大きな助けとなります。

仕上がりふっくら・シワも軽減

パワフルな温風が繊維を根元から立ち上げるため、タオルはホテル仕様のようにふわふわ。シャツのシワも軽減され、アイロンがけの手間を減らしてくれます。実際に使ったとき、乾いたタオルを触った瞬間に「全然違う!」と感じるほどの仕上がりでした。

経済的で毎日使いやすい

「ガスだから高そう」と思われがちですが、乾太くんは効率的に乾燥するためランニングコストも抑えられています。5kgの衣類を乾燥させても1回あたり約38円。毎日使っても1カ月で約1,100円ほどです。仕上がりや時短効果を考えると、むしろコスパが良いといえるでしょう。

外干し不要で衛生的

乾太くんがあれば外干しの必要はありません。雨の日はもちろん、花粉やPM2.5、黄砂などが気になる日でも安心して乾燥できます。さらに80℃以上の温風で乾かすため、生乾き臭の原因となる雑菌の繁殖も抑制。外干し後の仕上げ乾燥として利用すれば、衣類に付着した花粉アレル物質の除去にも役立ちます。

設置条件に注意

ただし、導入には ガス栓・100Vコンセント・排湿経路 が必要です。戸建てなら比較的スムーズに設置できますが、マンションや集合住宅では難しい場合があります。導入を検討する際には、必ず現地調査で確認が必要です。

ドラム式洗濯乾燥機とは?

ガス栓や排湿経路が不要で、マンションや賃貸住宅でも広く普及しているのが ドラム式洗濯乾燥機 です。洗濯から乾燥までを一気にこなしてくれる“一体型”の家電で、わが家もこのタイプを使っています。

移し替え不要&干す手間ゼロのラクさ

ドラム式の最大のメリットは、洗濯物を移し替えなくてもそのまま乾燥まで完了すること。朝までに乾いているので、夜にセットしておけば翌朝には仕上がっている安心感があります。外干しの必要がないため、雨の日や花粉シーズンでも気にせず洗濯できるのも魅力です。干すスペースを確保する必要もなく、マンション住まいにはありがたい存在です。

筆者が実感する「ラクさ」

私自身、ドラム式を使ってみて「これは便利!」と感じる瞬間が多々あります。特に助かっているのは、

  • 洗濯機から乾燥機に移し替える手間がない
  • 外干しの手間がまったくなく、時間を大きく節約できる

という点。子育てで時間に追われている毎日には、この手軽さが本当にありがたいです。

ただし課題も…シワ問題と時間の長さ

一方で、実際に使ってみて気になるのは 仕上がりのシワ です。タオルや普段着は問題なく乾きますが、ブラウスやワンピース、薄手のシャツなどは乾燥後にしわしわに…。結局アイロンが必須になり、「全部乾燥機任せ」とはいかないのが正直なところです。

また、乾燥にかかる時間も長めで、数時間コースになることも珍しくありません。しかも乾燥中は洗濯機が使えないため、2回目の洗濯が回せず効率が悪いというデメリットもあります。さらに洗濯容量と乾燥容量には差があるため、「全部乾かしたいのに入りきらない」ということも。

実際の使い分け

わが家では次のように使い分けています。

タオル・子どもの普段着 ドラム式で乾燥
シャツやデリケート衣類 外干し or 浴室乾燥(カワック)

ドラム式は確かに便利ですが、万能ではなく「衣類の種類ごとに乾かし方を工夫する」必要がある家電だと感じています。

リアル比較(筆者体験)

乾太くんとドラム式、両方を実際に体験してきた私だからこそ分かるリアルな違いをまとめます。

乾太くんを使ったときの衝撃

ミヨシテックに設置されている乾太くんを初めて使ったとき、まず驚いたのはその仕上がり。タオルを手に取った瞬間のふわふわ感はまるでホテル仕様で、家の洗濯物がここまで変わるのかと感動しました。シャツもシワが少なく、乾燥後にすぐ着られるレベル。さらにスピードが圧倒的で、1時間程度でカラッと仕上がるため、洗濯が「時短家事」に変わる実感がありました。子どもが3人いる我が家のように洗濯量が多い家庭なら、乾太くんがあるだけで日常の負担が大きく減ると感じます。

ドラム式を使って感じるリアル

一方、マンション住まいのわが家は乾太くんを設置できず、ドラム式洗濯乾燥機を選びました。使ってみて感じる最大の魅力は、「洗濯から乾燥まで移し替え不要で完結するラクさ」 です。洗濯物を干す手間もなく、夜に回しておけば朝には仕上がっているので、時間に追われる子育て世帯にはありがたい存在です。

ただし実際に使い込むと、課題も見えてきます。まず気になるのが シワ問題。タオルや普段着は問題ありませんが、薄手のシャツやブラウスは乾燥後にしわしわで、結局アイロンをかける羽目に。さらに乾燥にかかる時間は数時間単位で、乾燥中は洗濯機が使えないため、2回目の洗濯が回せないという不便さもあります。乾燥容量が洗濯容量より小さいため、「全部乾かしたいのに入らない」ということもしばしば。

比べて思うこと

両方を知っている立場からまとめると、

乾太くん 圧倒的な時短力&仕上がりの良さ
ドラム式 干す手間ゼロ&移し替え不要のラクさ

といった違いが見えてきます。どちらも家事の負担を軽くしてくれることには変わりありませんが、快適さの方向性が違うのです。

どんな人に向いている?

乾太くんとドラム式、それぞれの強みを踏まえると「どんな家庭に合うか」ははっきり分かれてきます。

乾太くんが向いている人

  • 戸建てや設置条件が整ったマンション住まい
     ガス栓・排湿経路など設置条件をクリアできる家庭なら、まず候補に入れたい乾燥機です。

  • 洗濯量が多い家庭(子育て世帯など)
     1日に何度も洗濯を回すような家庭では、圧倒的な時短効果を実感できます。

  • 仕上がりにこだわる人
     ふっくらタオルやシワの少ない衣類など、仕上がりの質を大切にしたい人に最適です。

ドラム式が向いている人

  • 乾太くんを設置できない家庭(マンション・賃貸など)
     ガス工事や排湿経路の問題で乾太くんが導入できなくても、ドラム式ならコンセント一つで設置可能。

  • 干す・移し替える手間を減らしたい人
     洗濯から乾燥まで全自動。夜セットすれば朝には完了しているので、忙しい共働き家庭にぴったりです。

  • 衣類ごとに使い分けができる人
     タオルや普段着は乾燥機、シャツやブラウスは外干しや浴室乾燥など、柔軟に運用できる人に向いています。

まとめると…

乾太くん 時短と仕上がりを求める人に最適
ドラム式 ラクさと手軽さを優先する人に最適

どちらも「生活をラクにする家電」であることは間違いありません。ただし強みの方向性が違うので、自分の家庭の暮らし方に合わせて選ぶのがポイントです。

まとめ

乾太くんとドラム式洗濯乾燥機、どちらも家事をラクにしてくれる頼もしい存在ですが、その特徴は大きく異なります。

  • 乾太くん はガスの力でスピーディーに乾かし、仕上がりはふっくら。タオルや衣類がホテル仕様のような気持ちよさになり、アイロンの手間も減らせます。洗濯量が多い家庭や時短を重視したい人には、まさに「最強の相棒」と言えるでしょう。

  • ドラム式 は「干す・移し替える」手間を省けるのが最大の魅力。夜にセットしておけば朝には洗濯から乾燥まで終わっているので、忙しい共働きやマンション住まいの家庭にとっては強い味方です。ただし、乾燥に時間がかかることやシワが出やすいといった課題もあるため、衣類によって外干しや浴室乾燥との使い分けは欠かせません。

私自身、マンション住まいでドラム式を使っているので「ラクさ」という面では大いに助かっています。ただ、実際に乾太くんを体験してみると「設置できるなら絶対に欲しい!」と思うほどの仕上がりと時短効果に魅力を感じました。もし我が家が戸建てだったなら、迷わず乾太くんを選んでいたと思います。

結論としては、どちらが正解かは家庭の環境とライフスタイル次第
設置できるなら乾太くんが圧倒的におすすめ。設置が難しいならドラム式を工夫して活用するのが現実的な選択です。

そして、乾太くんの導入を検討している方へ。
ミヨシテックなら「見積もりからガス工事・設置工事まで一括対応」が可能です。
「うちでも乾太くんって設置できるの?」といったご相談だけでも大歓迎。気になる方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。