エアコン内部クリーンが臭すぎる!カビ臭・アンモニア臭を防ぐ現実的な方法

エアコン

2025.09.25

Column

エアコンに搭載されている「内部クリーン機能」。一見すると「これさえあれば自動でカビ予防もしてくれて、清潔な空気が保てる便利機能」というイメージを持ちがちではないでしょうか。わたし自身もそう思っていました。ところが実際に使い続けてみると、「あれ?むしろ部屋が臭くなってる?」と首をかしげるような体験をしたのです。

我が家では猫を2匹飼っていて、新築に引っ越す際、7年ほど使っていたダイキンのエアコンをそのまま持ってきました。ところが、エアコンを止めたときに自動的に始まる内部クリーン運転で、部屋中に広がるのは爽やかな空気ではなく、強烈なカビ臭。そしてさらに、猫のトイレのようなアンモニアを含んだ独特の臭いが混じり合い、最強に不快な空気となって漂ってくるのです。

特に印象的だったのは、妊娠中のつわりを思い出すような、鼻をつんと刺激するあの独特の臭い。エアコンの風が出るたびに「うっ」と顔をしかめるほどで、快適さとは正反対の体験でした。「内部クリーン機能=清潔」というイメージを信じていたからこそ、そのギャップに驚かされました。

もちろん「うちだけの特殊な環境だからかも」と最初は思ったのですが、調べてみると同じような声は少なくありません。「内部クリーンをするとカビ臭い」「ペットの臭いが強調される」といった悩みを抱える家庭は多いのです。内部クリーンは本来カビ防止のための機能ですが、使い方や環境、そしてエアコン自体の経年によっては、むしろ臭いを部屋にばらまいてしまうこともあるのです。

「もしかして、うちも同じ?」と思った方もいるのではないでしょうか。実はこれは、決して珍しいことではなく、多くの家庭で起こり得る“エアコンあるある問題”なのです。

別で「水内部クリーン」という機能がございますがここではあくまで内部クリーンのお話です!

内部クリーン機能とは?

最近のエアコンにはよく付いている「内部クリーン機能」。
カタログでは「カビを防ぐ」「清潔に保つ」といった表現が目立つので、つい「勝手に中を掃除してくれる便利機能」と思いがちですよね。

でも実際は…ちょっとイメージと違います。

仕組みはシンプル

  • 冷房や除湿を使うと、内部に「結露(水滴)」が発生する
  • そのまま放置すると、カビや雑菌の温床になる
  • そこで運転停止後にファンを回したり、弱い暖房を入れたりして 乾燥させる

これが「内部クリーン」の正体です。

ポイントは「乾かすだけ」

内部クリーンはあくまでも カビ予防の補助
つまり…

  • カビやホコリを「取り除く」機能ではない
  • すでに汚れている場合は、その汚れを乾かすだけ
  • 汚れがこびりついたまま乾燥して、次回の運転時に臭いが部屋に拡散されることも

「掃除してくれる」と思っていた人には、ちょっとショックかもしれませんね。

他メーカーでも基本は同じ

ダイキン 内部クリーン
パナソニック においカット/カビみはり
三菱 内部クリーン/カビシャット

呼び方は違っても、どれも「乾燥でカビを抑える」ことが目的です。
よく混同される「フィルター自動掃除機能」とは別物。

まとめ

内部クリーンは「万能お掃除機能」ではなく、あくまで「乾燥で繁殖を防ぐ機能」。
内部がキレイな状態であれば役立ちますが、汚れがたまっているエアコンでは逆効果になることもあるのです。

別で「水内部クリーン」という機能がございますがここではあくまで内部クリーンのお話です!

なぜ内部クリーンが“臭すぎる”のか

「清潔に保つはずの機能なのに、なぜ部屋中がカビ臭くなるのか?」
実はそこにはいくつかの原因があります。

原因①:長年の汚れが蓄積している

  • エアコンの内部は、冷房運転のたびに湿気とホコリが溜まりやすい
  • 使えば使うほど、熱交換器や送風ファンに汚れがこびりつく
  • 7年以上も使っていれば、内部はカビの温床になっていて当然

内部クリーンはその汚れを「乾かすだけ」なので、臭いが拡散してしまうのです。

原因②:ペット由来のニオイ

  • 猫や犬と暮らしている家庭では、毛や皮脂がフィルターに付着しやすい
  • トイレのアンモニア臭なども、空気中に漂ってエアコン内部に吸い込まれる
  • それがカビ臭と混ざり、より強烈な「ペット+カビのミックス臭」に

筆者宅では猫トイレのニオイがブレンドされて、まさに鼻をつく臭気爆弾に…。

原因③:乾燥=ニオイをばらまく仕組み

  • 内部クリーンは、乾燥のために送風ファンを回す
  • このとき、熱交換器やファンについた臭い成分も一緒に放出
  • 結果として「内部を乾かしているはずが、部屋全体に臭いを拡散する」現象に

原因④:季節や環境の影響も

  • 湿気が多い梅雨や夏は特にカビが繁殖しやすい
  • ペットがいる部屋はどうしても臭いがこもりやすい
  • 新築で持ち込んだ古いエアコンだと、せっかくの新しい空間に不快臭が広がってしまう

まとめ

内部クリーンが臭すぎるのは、機能自体が悪いのではなく 「汚れた状態で乾燥させる」ことに問題がある のです。
特にペットと暮らしている家庭や、5年以上使い続けているエアコンでは、この“臭い拡散問題”が起こりやすいといえるでしょう。

よくある勘違いと落とし穴

「内部クリーンがついてるから大丈夫」
――これが、多くの人が陥る落とし穴です。

勘違い①:「内部クリーン=自動お掃除」

  • 実際には「乾燥させるだけ」
  • ホコリやカビを取り除く機能ではない
  • 汚れたままの状態を乾かしているだけなので、根本的な解決にはならない

まるで、汚れた皿を拭いて乾かすようなもの。キレイにはならず、臭いは残ります。

勘違い②:「臭いが消えるはず」

  • 内部クリーンは“予防”が目的
  • すでに発生しているカビ臭やペット臭を消す効果はない
  • むしろファンを回すことで、臭いを部屋中にばらまいてしまうことも

勘違い③:「長年使っても安心」

  • 内部クリーンは新品の時にこそ効果を発揮する機能
  • 5年、7年と経つうちに内部はホコリやカビだらけに
  • その状態では、どれだけ内部クリーンを回しても意味が薄い

「効いてるつもり」で安心していると、気付かぬうちに家族の健康リスクを高めてしまいます。

勘違い④:「どの家庭でも同じように効く」

  • ペットがいるかどうか
  • 部屋の湿気が多いかどうか
  • 掃除頻度がどのくらいか

環境によって内部クリーンの効果は大きく変わります。

まとめ

内部クリーンは決して悪い機能ではありません。ただし「万能掃除機能」と思い込んでしまうのは大きな誤解。
エアコンを長く使う家庭や、ペットと暮らす家庭では、内部クリーンだけに頼ってしまうと「臭いが取れない」「健康被害につながる」落とし穴にハマってしまうのです。

解決策と現実的な選択肢

我が家の場合:内部クリーンを強制終了してしまう現実

正直、我が家では内部クリーンが始まると「また臭い!」と感じ、すぐに停止ボタンを押して強制終了してしまっています。放置はよくないと分かっていても、臭いのストレスの方が勝ってしまうのです。

解決策① フィルター掃除をこまめに

  • 2週間に1度はフィルターを洗う
  • ペットがいる家庭では週1回が理想

これだけでも臭いの元を減らす効果があります。

解決策② プロのエアコンクリーニングを依頼する

専門業者に分解洗浄を依頼すれば臭いの根本原因を除去できます。ただし費用がかかるうえ、古いエアコンでは再発も早いのが現実です。

解決策③ 思い切ってエアコンを買い替える

最新機種なら「抗菌コート」「ストリーマ除菌」「換気機能」など臭い対策が強化されています。特にダイキン「うるさらX」はペット家庭にもおすすめ。光熱費の節約にもつながるので、長期的に見れば経済的です。

解決策④ 環境面を工夫してニオイを抑える

  • 猫トイレは換気の良い場所に設置
  • 空気清浄機を併用
  • エアコン周辺に物を置かない

小さな工夫でも臭いの蓄積を抑えることができます。

7年以上なら「掃除より買い替え」が現実的

内部クリーンの臭いに悩む家庭は多いですが、使い込んだエアコンでは掃除や洗浄にも限界があります。7年以上経過しているなら、買い替えが最も現実的で確実な解決策です。

まとめ

「内部クリーン機能がついているから安心」――そう思っていたのに、実際は部屋中にカビ臭やペット臭が広がってしまう。これは多くのご家庭で起こり得る“エアコンあるある”です。

内部クリーンは決して無駄な機能ではありません。ただし、その正体は「乾燥によるカビ抑制」であり、掃除や消臭をしてくれる機能ではありません。新品に近い状態なら効果を発揮しますが、5年以上、特に7年以上使い続けているエアコンでは内部の汚れが蓄積し、むしろ臭いをまき散らす結果になることもあります。

「掃除すればいい」と思っても、忙しい毎日の中で頻繁にフィルター清掃をするのは大変ですし、専門の内部洗浄を頼んでも古い機種では再発のリスクが高いのが現実です。我が家のように「内部クリーンが始まると、すぐに停止ボタンで強制終了してしまう」という人も少なくないでしょう。

そんなときに現実的な選択肢となるのが、最新機種への買い替えです。最近のエアコンは、省エネ性能の向上に加え、ストリーマ除菌や換気機能など臭い対策が大幅に強化されています。ペットと暮らす家庭や小さなお子さんのいるご家庭でも、安心して使える環境を整えやすくなっています。

内部クリーンの“臭すぎ問題”は、ただの不快感にとどまらず、家族の健康や快適な生活に直結する大切なテーマです。長く付き合う住まいだからこそ、「空気の質」にもこだわりたいもの。もし「もう限界」と感じたら、思い切って交換を検討するのが最も確実な解決方法です。

ミヨシテックでは、地域に根ざした施工店として安心のエアコン交換をご提案しています。臭いに悩まされない快適な暮らしを手に入れるために、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

ミヨシテックなら安心のエアコン交換

内部クリーンの臭い問題に悩まされると、「掃除するか、買い替えるか」という選択肢に行き着きます。特に7年以上使っているエアコンであれば、内部クリーニングにお金をかけるよりも、最新機種に交換するほうが長期的に見て安心で経済的です。

家庭用の洗浄は対応していません

ミヨシテックでは、業務用エアコンの洗浄や更新工事は対応していますが、家庭用エアコンの内部洗浄は基本的に行っていません。これは「分解洗浄してもすぐ再発するケースが多い」など、実際の現場経験から分かっているからです。家庭用エアコンの場合、古くなった機種を無理に洗うよりも、交換した方が確実に効果を実感できるのです。

エアコン交換の実績が豊富

ミヨシテックは大阪府寝屋川市を拠点に、枚方・高槻・守口など北河内エリアを中心に多くのご家庭のエアコン交換を手がけてきました。ダイキンプロショップとして最新機種の正規取り扱いが可能で、取付工事も安心。施工後のアフターフォローも地域密着ならではの対応力で、「もしものトラブル」にも素早く駆けつけます。

最新機種で空気環境が大きく変わる

例えばダイキンの「うるさらX」。

  • 換気機能で外気を取り込み、部屋の空気を入れ替え

  • ストリーマ技術でカビやウイルスを抑制

  • ペット臭や生活臭にも強い
    こうした最新機能は、7年前のエアコンにはないものばかり。電気代の省エネ性能も向上しており、長期的に見れば交換費用以上のメリットが期待できます。

リフォームや新築と合わせた提案も可能

「新築に合わせて古いエアコンを持ち込んだら臭かった」「リフォームしたのにエアコンだけ古くて浮いている」そんなケースも少なくありません。ミヨシテックなら、キッチンや水回りリフォームと合わせて空調工事をワンストップで対応できるので、住まい全体を快適に整えることが可能です。

ご相談はお気軽に

「内部クリーンの臭いに我慢できない」「そろそろ買い替えを検討したい」――そんな時は、ぜひミヨシテックにご相談ください。お見積りは無料、LINEやホームページからも簡単にお問い合わせいただけます。地域密着の施工店だからこそ、安心してお任せいただけます。