2025.05.07
建築物の改修や設備工事において、コンクリート内部に埋設された鉄筋や配管の位置を正確に把握することは、施工の安全性と効率性を確保する上で非常に重要です。ミヨシテックは、大阪を拠点に関西全域で、X線を用いた非破壊検査サービスを提供し、多くの現場で信頼を得ています。本コラムでは、ミヨシテックのX線非破壊検査サービスの特徴、メリット、施工事例について詳しくご紹介いたします。
X線非破壊検査は、コンクリート内部に埋設された鉄筋や電配管などの位置を、X線レントゲン撮影によってその場で正確に把握する技術です。厚さ300mmまでのコンクリートに対応し、現像処理が不要なため、撮影後すぐに確認することができ、再撮影も可能です。これにより、埋設物を切断、破損してしまう事故を防ぎ、安心してダイヤモンド穿孔工事やアンカー工事を行うことができます。
ミヨシテックの装置では、撮影現場で即時にPCモニターに影像を写し出し、内部にある鉄筋・電線管等の位置を確認することが可能です。現像処理が不要であるため、費用も比較的安く、作業の効率化が図れます。
X線検査は、コンクリート内部の状態を非常に高精度で可視化できるため、特に正確な位置や形状を把握する必要がある場合に適しています。鉄筋の配置や径を確認したり、埋設された電配管や水道管の位置を特定したりする際に、X線は極めて有効です。
労働安全衛生法・電離放射線障害防止規制に基づき、被ばく線量を測定し、有資格者による徹底した安全管理を行なっています。また、第三者の安全も考慮し、立入禁止区域を5mとして撮影を行い、第三者の立ち入りがない様に常に監視人を配置しています。
撮影されたレントゲンは画像データ(jpgまたはpdf)でお渡しいたします。これにより、記録としての保存や共有が容易になります。
鉄筋が使われているコンクリート造建物の壁は、鉄筋が入っていることで、壁の強度が増し、壁で建物を支えることができます。その鉄筋コンクリートの壁の鉄筋が破壊されてしまうと、建物の強度が損なわれてしまうことがあります。非破壊検査であるX線探査で内部の鉄筋の状態を調べて、その鉄筋をさけるように孔(コア抜き)をあけることができます。
壁の内部には、鉄筋だけでなく、上下水道の給排管や電気ケーブル、ネットワークケーブルなどが埋設されていることが多くあります。X線検査等の非破壊調査をせずにコア抜きをして電線を切断してしまったという声も耳にします。もし、オフィスビルやテナントビルで、電気ケーブルの切断があれば、入居者全体に影響を及ぼす場合があります。非破壊検査を行うことで、これらのリスクを回避できます。
X線探査で、コンクリート内部にある鉄筋の太さがわかります。このためお客様からのご指示で、強度的に問題が出ない鉄筋を選んで、切断(コア抜き)することができます。
コンクリートを壊すことは、騒音やコンクリートのゴミが出ます。非破壊検査では、壊さずに内部を検査することができるので、ゴミが出ず環境を汚すことがありません。
体育館への空調設備の新設をするにあたって、壁、床に穿孔(穴をあける)工事をするために、X線内部探査を行いました。X線内部探査を行うことで、壁や床などに埋設されている鉄筋や電配管などの埋設物を未然に回避し、建物の強度の低下や断線による停電を未然に防ぐことができます。今回は壁、床合わせて11箇所の撮影を行いました。穿孔予定の位置に鉄筋などが通っている場合は、鉄筋が少ないところを再度撮影し、埋設物を避けて穿孔をしました。
1階と2階の空調設備更新工事のご依頼をいただきました。空調設備の更新にコンクリート壁の穿孔工事が必要なため、X線によるコンクリート内部探査を行いました。探査の結果、穿孔予定箇所に鉄筋等の埋設物があったため、穿孔個所を影響のない位置に変更し穿孔作業を行いました。
HPに掲載していない事例で、郵便局などの公共施設での施工の経験もございます。
関西全域(その他地域もお問い合わせください。交通・宿泊費別途)
ミヨシテックのX線非破壊検査で、安全かつ効率的な施工をサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
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ミヨシテックのX線非破壊検査サービスは、コンクリート内部の埋設物を正確に把握し、安全で効率的な施工を実現するための強力なツールです。現場での即時確認、高精度な探査、安全管理の徹底、画像データの提供など、多くのメリットがあります。関西全域で対応しており、多くの施工事例でその効果が実証されています。コンクリート構造物の改修工事や設備の更新の際には、ぜひミヨシテックのX線非破壊検査サービスをご検討ください。