2025.07.22
受水槽方式は、水道本管から取り入れた水をいったんタンクにため、必要なときにポンプや重力で各フロアへ配水する仕組みです。特に高層建物や水使用量が多い施設では、配水圧を安定させるために必要不可欠とされてきました。
受水槽には、FRPやステンレス、コンクリートなど複数の材質があり、用途に応じて使い分けられています。ただし貯水設備であるがゆえに、清掃や水質管理が必須で、年1回以上の法定点検・清掃が求められます。
直結ブースターポンプ方式とは、水道本管の水を直接建物内に取り入れ、ブースターポンプ(加圧ポンプ)で必要な水圧を補って上層階まで供給する方式です。受水槽が不要なため、常に新鮮な水道水を供給でき、構造がシンプルになります。
特に、給水量が一定以下で、かつ地域の水道本管の圧力が十分な場合に採用できる方式であり、近年は新築マンションや中小規模のオフィスビルで導入が進んでいます。
受水槽を介さないため、水道本管から直接届く新鮮な水を利用できます。タンク内の藻やサビ、虫の混入などのリスクがなく、衛生的に優れています。
受水槽では定期的な清掃、水質検査が必要ですが、直結方式ではこれらが不要になり、年間数十万円規模のコスト削減につながることもあります。
屋上や地上に受水槽を設置するスペースが不要になるため、その分を駐輪場や倉庫などに活用できます。
直結方式を採用するには、地域の水道本管に十分な圧力があることが前提です。水圧が足りない地域では導入できないことがあります。
また、既存の受水槽からの入れ替えの場合、給水本管からの引き込みの口径が細い場合、水利計算などにより引込み替えや水道メーターの口径の変更を伴う場合があります。
加圧ポンプは電気で動くため、停電時には給水が止まる可能性があります。また、ポンプの故障がそのまま断水につながるリスクもあるため、バックアップ体制が必要です。
受水槽方式では、たとえ本管が断水しても貯水されていた水を一時的に使うことができます。しかし、直結方式ではそのような「緩衝」がなく、本管が止まった瞬間から建物内すべてが断水状態になります。
直結方式で使われる加圧ポンプには、「インバータ制御型」と「定速運転型」があります。
インバータ制御型は水の使用量に応じて自動的に回転数を調整でき、省エネ性や水圧安定性に優れています。一方、定速型は構造がシンプルでコスト面に優れていますが、柔軟性に欠ける場合があります。
さらに、2台以上のポンプを交互に動かす「交互運転」や、1台が故障した際に代替運転できる「バックアップポンプ」など、安全性を高める構成も重要です。
直結方式導入時には、以下のような災害対策を同時に検討することが推奨されます。
これらの対策を併せることで、直結方式の利便性と災害対策を両立させることができます。
ポンプが故障し、メーカーでの修理対応もできないとのことで交換のご依頼がありました。
テナント様がご入居されているため、テナント様の営業時間外に作業を済ませる必要がありましたので、夜間1日で作業を行いました。
事前に断水作業を行う旨をチラシにて周知し、ご了承を得ました。
その後、テナント様の業務終了後から撤去作業を行い、機器入れ替え➡電気工事➡配管接続➡耐圧試験➡洗管作業➡試運転➡水質検査までの一連の作業を翌朝の業務開始前に完了させました。
ミヨシテックは以下のエリアで給水設備の更新工事に対応しています。
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現地調査・水圧測定・設備選定・アフターケアのご提案まで、すべてお任せいただけます。
直結ブースターポンプ方式は、今後の給水インフラを考えるうえで非常に有効な選択肢です。しかし、建物の構造や地域水圧、災害対策の視点からの慎重な検討も欠かせません。
受水槽の老朽化でお困りの方、衛生やコストに課題を感じている方は、ぜひ一度ミヨシテックにご相談ください。最適なプランをご提案いたします。