築浅でもカビが生える!?知って得する24時間換気システム

お役立ちコラム
カビ取り・カビ予防

2022.08.18

Column

新築で家を建てられた方、築浅の住宅に住んでおられる方の中には音が気になるから、電気代が気になるからと24時間換気を切ってしまっている方もいらっしゃると思います。しかしながら、24時間換気を切ってしまうことによって長期的な目で見ると損をしてしまっているかもしれません。今回は24時間換気システムの必要性とお手入れのやり方について皆様にお伝えいたします。

2003年に設置が義務付けられた24時間換気システム

日本では暮らしの近代化や冷暖房機器の発達によって、夏に快適な風通しの良い木造住宅から材質を問わず断熱材を敷き詰め、気密性を高めることで一年中快適な高断熱高気密住宅へと移り変わってきました。この住宅の気密化に伴う弊害として生じたのが、結露による木造住宅の腐食や、腐食して柔らかくなった木材をシロアリが食べる食害、鉄筋の錆などでした。また、気密化によって建材等から発生する化学物質やカビ、ダニの増殖によるシックハウス症候群と呼ばれる健康被害が問題になりました。このことから2003年7月にシックハウス症候群の原因物質を規制する建築基準法の改正案が施行。2003年7月1日以降に着工する建物には健康被害の原因となるホルムアルデヒドの使用制限とクロルピリホス(シロアリの駆除剤)の使用が禁止され、原因物質が室内に溜まるのを防ぐための24時間換気システムの設置が義務付けられました。

24時間換気システムの必要性

先ほどご紹介した建築基準法の改正によって、クロルピリホス(シロアリの駆除剤)を禁止してしまってはシロアリが増えてしまうのではないかと考えられた方もいらっしゃるかもしれませんが、そこで重要になるのが24時間換気システムなのです。一部例外を除いて、シロアリは風通しが悪く湿った環境を好むため、24時間換気によって常に空気の入れ替わりがある状態では一定以上個体数を増やすことができません。よって、表面に吹き付ける防除剤だけでも十分食害を防ぐことができます。また、常に空気の入れ替わりがあるので、結露による木材の腐食やカビ、鉄骨の錆を防ぐことができ、結果的に家の耐久力を保持し長持ちさせることができます。

築浅でもカビが生える原因と対策

ではなぜ24時間換気システムがあるのにも関わらず、築浅でもカビが生えてしまうのか?それは家が建てられている場所の環境的な要因も少なからず影響しますが、冒頭に述べたような理由で24時間換気を止めてしまったり、お手入れが不十分であったり、過剰に加湿をしてしまうというのが原因として考えられます。

まず、騒音や電気料金などを理由に換気システムを止めてしまうことに関しては、静音フィルターなどによって騒音を抑えることができ、料金についても月々数百円から千円ほどで家を長持ちさせ、なおかつ健康的な生活を送ることができると考えれば安いものだと思います。また、フィルターに関しても、花粉やPM2.5などをブロックできるものもございますので、アレルギーをお持ちの方は探してみるのも良いかもしれません。

続いて、お手入れに関しては、給排気口および換気装置(ファン)の埃取りとフィルターの清掃・交換をしなければいけません。

手順としては、

お手入れをする際には破損を防ぐために24時間換気システムの電源を切ってから、カバーとフィルターを外しましょう。
給排気口のホコリに関しては掃除機でほとんど取ることができますが、細かいホコリが気になる方はペパータオルなどを用いてふき取りましょう。
フィルターの清掃をしましょう。フィルターには水洗いできるタイプとできないタイプのものがございますので、清掃する前に取り扱い説明書を確認しましょう。
水洗いができるものは水洗いした後、ふきんなどで水気切ってから陰干しし、できないものは掃除機でホコリを吸い取りましょう。汚れが取れないものや使用期限が切れたものは新しいものに交換しましょう。メーカーによって異なりますが、フィルターの清掃サイクルは平均的に3ヶ月ほどで、交換の目安としては半年から2年ほどです。

※水洗いする場合はしっかりと乾かしてから使用しましょう。生乾きでの使用はカビなどを生じさせ嫌な臭いの原因になり得ます。
換気装置の埃取りに関しては、破損させてしまう可能性があるので、掃除機での埃取りにとどめましょう。

※換気装置はタイプによって付いている位置が異なり、第一種換気(給排気口)、第二種換気(旧機構のみ)、第三種換気(排気口のみ)の三種類があります。排気口に換気装置が付いている場合は、高い位置についていることが多いので、安全に注意して作業しましょう。

そして、過剰な加湿については、ウイルス対策等で加湿をする人が増えていますが、加湿をしすぎてしまっては、24時間換気を使用していてもカビなどを生じさせ、健康を損ねてしまうことになりかねません。そのため、加湿器を選ぶ際は、能力(加湿できる範囲)を調べてから買うのが良いでしょう。

最後に

ご自宅に24時間換気システムがある方は是非ともお使いいただくとともに、定期的なお手入れで快適な生活を維持しましょう!24時間換気システムに限らず、住宅設備に関するお困りごとがございましたらお気軽にご相談くださいませ。また、万が一、カビさせてしまった場合にも是非ともご連絡くださいませ。無料相談・無料現調・無料見積承っております。