更新前ジェネリンク210RT×1台を2台にすることで更新前の1台では故障時には全館冷房または暖房が使用できない状況が、更新後2台にすることにより全館停止を回避、また中間期対策として1台ごとに冷暖切り替えをすることができる仕様への更新の提案を行いました。
約20年経過していること、経年劣化による老朽化、故障が頻発していることもあり更新となりました。
搬入搬出・・・300トンと大型のレッカー車を使用し作業実施
配管工事・・・事前に配管を加工しフランジ接続とすることにより搬入後の配管工事施工短縮(約10日間短縮)
電気工事・・・2台に分けることにより動力盤を新設
制御配工事・・・遠隔操作盤がなく異常時でも屋上に行かなければわからなかったが今回遠隔操作盤を1階事務室に設置し異常時でも瞬時にわかるように対応
また、CGS(ガスコージェネレーション)が停止時でも暖房用の温水ポンプが運転し無駄な電力を消費していましたが、今回更新後はジェネリンク+CGSが運転していなければ暖房用の温水ポンプが運転しないように制御盤の仕様を変更しました。
よって電力消費を抑えることができました。
| 撤去機器類 | 210RTジェネリンク、冷却塔、冷温水ポンプ、冷却水ポンプ、暖房用温水ポンプ |
|---|---|
| 更新後導入機器 | 120RTジェネリンク、120RTガス炊き吸収冷温水機、冷却塔2基、冷温水ポンプ2台、冷却水ポンプ2台、暖房用温水ポンプ1台 |

吸収式冷温水発生器
更新前

吸収式冷温水発生器
更新後

吸収式冷温水発生器
新設

冷却塔
更新前

冷却塔
更新後

ポンプ
更新前

ポンプ
更新後

ポンプ
新設

事前配管加工

壁側配管施工前

壁側配管施工

レッカー車(300t)

新設動力盤

新設遠隔操作盤