某工場の部屋の中を通るエアコンの冷媒配管から水漏れしていると問合せがあった際の対応です。
現地調査時に水漏れしている配管の化粧カバーを取りはずしたところ、エアコンの冷媒配管の結露が問題でした。
特に配管の分岐部分で断熱ができていないところがあり、そこから結露している結露水が流れていたようです。
作業の際、結露していた分岐部分と前後1m程度を化粧カバーを外し、配管保温材の裂けている部分の補修と上から
断熱テープの巻きなおしで対応しました。
化粧カバーも断熱で少し大きくなったので、作り直しました。
断熱テープを巻いてからエアコンの運転をかけ、様子を見ましたが、分岐部分からの結露をとめることができました。
施工内容 | 冷媒管結露 保温補修 |
---|---|
施工時間 | 約3時間
|
施工前
漏水箇所
施工前
分岐部分
施工中
保温補修(断熱テープ)
施工後
化粧カバー取付後
1か月程度経過しましたが、水漏れもなく良好です。
結露とは、室内の空気中に含まれる水蒸気が、外気との温度差のある窓などで冷やされることで水滴に変わる現象のことで、
今回の場合、室内空気の天井近くで温かい空気が溜まっているところを冷媒管が通っていて、配管の保温の隙間から
暖かい風が入り、冷たい冷媒配管に温かい風が触れることで結露になったと推測できます。
これを防ぐには、配管の断熱をしっかり行うことが大切です。天井裏などの配管で古い配管をずっと使用している場合、
配管の保温材が痩せて、隙間ができている可能性が高いです。あまりにもひどいと今回の事例のように、天井材が濡れてカビなどの原因にもなります。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
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