調理実習室の既設の換気ファンが突然、異常停止し使用できなくなったことで、お客様から故障原因の調査と更新の依頼を受けました。
ブレーカの容量を確認したところ、ブレーカのサーマルが設定値以上で異常表示と停止がかかる設定となっており、経年変化でファンモータが劣化し過負荷状態となって過電流が流れていると診断しました。
既設の換気ファンは、メーカではすでに生産が終了しており、同等品も無く風量を確保しようとすると換気ファンが大型化し電流の容量が既設のブレーカでは対応できない状況であったため、他メーカの換気ファンを選択し交換することとしました。
換気ファンが大型の為、既設の天井を解体し交換しますが天井の開口面積を最小にしたいとの希望に応えるため、既設の換気ファンと接続ダクトの寸法を事前に確認し接続部品を準備して作業を行いました。
無事に交換後、換気ファンを作動させ電流値が既設での設定値以内になることを確認して天井の復旧を行い、給食室(調理実習室)の吸気HSを取り外して清掃し作業終了としました。
作業前
既設ファンを撤去するために天井開口
作業中
既設ファンをダクトから取り外す
ファン更新
新規ファンを交換する
天井復旧
天井を復旧する
色々と要望を聞いてくださり、ありがとうございました。
既設ファンは重量があり室内の幅が狭いので、撤去の工程が心配でしたがスムーズに行えました。