ガスコンロ vs IHコンロ どっちがいいの?

更新日:2024.04.11

キッチン

キッチンのリフォームではコンロを選べることをご存じでしょうか。

コンロ選びで1番に思い浮かぶ選択肢としては、まず大前提としてガスコンロにするのか、それともIHコンロにするのかという比較だと思います。それぞれのご家庭のライフスタイルに合わせてご検討いただく必要があります。この記事ではガスコンロとIHコンロの違いとメリット・デメリットを解説いたします。

ガスコンロとIHコンロの違いはなに?

ガスコンロとIHコンロの違い、火で調理するのか、電気で調理するのかの違いが大きいです。また、使用できる調理器具にも違いがあり、ガスコンロにはあまり縛りがないのですが、IHコンロには専用の調理器具を使用する必要があります。見た目での違いは、ガスコンロには五徳などの突起物があり、IHコンロは突起がないフラットな天板が特徴です。

ガスコンロのメリット・デメリット

ガスコンロは名前の通り、ガスを使用しているコンロです。

一般的には3口コンロで魚焼きグリルが搭載されているのが主流ですが、メーカーによっては4口コンロや5口コンロなどのものもあります。

メリット

ガスコンロを使用するメリットは以下が挙げられます。

  • 火で調理ができる
  • 停電時でも使用可能
  • 調理器具に制限が少ない

火で調理ができる

ガスコンロはガスを熱源としているので火で調理することができます。実際に火の加減が目に見てわかるのでその点直観的な調理がしやすくなります。フライパンをコンロから少しはなしてあおり調理なども可能です。

停電時でも使用可能

ガスコンロは乾電池で点火しますので、停電中も使うことができます。自然災害などによる停電や計画停電でも、問題なく使用することができます。

調理器具に制限が少ない

さすがにプラスチック製のお鍋等が存在するとすれば使用できませんが、鉄・ステンレス・ホーロー・アルミ・土鍋などの調理器具での使用が可能です。

デメリット

ガスコンロを使用するデメリットは以下が挙げられます。

  • 火に注意が必要
  • 夏はキッチンが暑くなる
  • お掃除がしにくい

火に注意が必要

ガスコンロは直火での調理になるので、火がむき出しなのでやけどや火災に注意が必要です。最近のガスコンロは火災防止のためのセンサーが搭載されているものがほとんどで災害等を検知した場合や長時間の使用の際は自動で消火される機能があるので、安心ですが、使用中のやけど、特にお子様がおられる家庭では注意が必要です。

夏はキッチンが熱くなる

夏の暑い日にはキッチン空間が暑くなりやすいです。火を使用しますので、しっかりと換気したりして対策をしてください。また、キッチンなどに取り付けが可能なダイキンのエアコン「ココタス」を設置するなども対策の一つです。ご相談ください。ココタスについては下記URLの記事をご覧ください。

ココタスはこちら

お掃除がしにくい

最近のガスコンロはお掃除性も考えて生産されていますが、五徳などのでこぼこはどうしてもお掃除がしにくい傾向にあります。定期的なお手入れで清潔を保ちましょう。

IHコンロのメリット・デメリット

IHコンロは、電気式のコンロです。五徳などの突起がなく、フラットなコンロが特徴的です。

メリット

IHコンロを使用するメリットは以下が挙げられます。

  • 掃除がしやすい
  • 直火ではない
  • 夏でも暑くなりにくい

掃除がしやすい

天板に突起がなく、フラットなので拭き掃除もしやすくなっています。パーツごとのお掃除が不要なので家事時短につながります。

直火ではない

電気式で加熱するので直火でのやけどの心配はありません。また、火がまわりの衣類やキッチンペーパーなどに燃え移る心配もなくなります。しかし、天板自体は調理時かなり暑くなるので直接触ってしまうとやけどします。

火を使わないからといって危険ではない!とは断言できません。調理の際はIHでも注意が必要です。

夏でも暑くなりにくい

IHでは空気を熱さずに調理器具を直接加熱するため、キッチン空間の温度に変化が少ないですので、夏でも快適にお料理ができます。

デメリット

IHコンロを使用するデメリットは以下が挙げられます。

  • 停電時は使用不可
  • 火力制限がある
  • 温まりがわかりづらい
  • 専用の調理器具が必要

停電時は使用不可

停電が起きてしまうと、熱源が電気であるIHコンロは使用できなくなってしまいます。停電に備えてカセットコンロの準備はしておくといいでしょう。

火力制限がある

ほとんどのIHコンロは、総消費電力が設定値から超えないように2つ以上のヒーターを同時に使用すると火力が自動で制限されますので、メニューによって調理時間がかかることがあります。ヒーターを1つ使用するか複数使うかをメニューによって変更しながら調理すると良いでしょう。

温まりがわかりづらい

ガスコンロと違い火力が目に見えないので、温まり具合がわかりづらいことがあります。温度を設定して加熱する機能もありますが、それでもガスコンロと比べると直観的な調理が難しくなります。また、調理終了後でも使用していたヒーターまわりは熱くなっていますので、うっかり触れてしまうとやけどする恐れがあります。特にお子様には注意が必要です。

専用の調理器具が必要

IHコンロはIHコンロ対応の調理器具を使用しなければなりませn。これまでガスコンロを使用していた方だと新しく調達する必要があります。また、停電時にカセットコンロを使用することを想定すると、ガスコンロにもIHコンロにも対応しているタイプの調理器具を用意していた方が便利かもしれません。

さいごに

ここまで読んでくださりありがとうございました。

どちらにもいい点悪い点がある中で皆様のライフスタイルにあったコンロのチョイスに役立ててくださると幸いです。ちなみに、IHコンロだと電気代が高くなります。ガスコンロでもガス代は上がりますが、エコジョーズ給湯器やマイホーム発電とセットメニューにするとお安くご利用いただけますので一度ご相談下さい!